あーもうすぐでプレゼンだ。緊張してきた、、失敗しそうだな。どうしよう。
緊張は決して悪いことではありませんよ。 どれだけ優れたプレゼンターであっても緊張はするものです。
そんなこと言われてもなー、緊張しているようには見えないよ。 でも、そんなことを考えている場合じゃない。どうしよう。
いざ本番を迎えると緊張してしまい目の前がまっしろになった経験はありませんか?
プレゼンがうまくいくか、相手を意識するあまり早口になってしまい伝えたかったことを伝えられなかった。
では、優れたプレゼンターは最初から緊張などしなかったのでしょうか。
答えはNoです。彼らもはじめのうちは緊張していましたが、自分なりに緊張と向き合い上達していったのです。
ここでは、プレゼンテーションを行う際の緊張感への向き合い方について考えていきたいと思います。
プレゼンで上がるのは当たり前。緊張には「いい緊張」と「悪い緊張」がある。
私が知りたいのは、この緊張をどうしたらいいのかってことなんですよ。
そんなに焦らないで! まず、いい緊張と悪い緊張について説明しますね。
お願いします。緊張ってどれも同じではないのですか??
先ほども述べましたが、緊張することは決して悪いことではないということをまず認識しておきましょう。では、「いい緊張」とは一体なんなのでしょうか。
「いい緊張」とは 「今から私が発表するぞ。」っといった感じで顔に緊張感が走り、引き締まったプレゼンを行える状態をさします。
「悪い緊張」はプレゼンテーターだけではなく、オーディエンスにも影響を与えてしまいます。ここでいう悪い緊張とは「いい緊張」を超える過度な緊張のことを示します。
「悪い緊張」はプレゼンテーターの失敗を誘うだけではなく、聴き手にも緊張を伝えてしまいます。これにより、聴き手は「発表に自信がないんじゃないかな。」と感じてしまい、プレゼンの初っ端から躓いてしまいかねません。
自信ありげに振る舞え!心構えだけで相手に伝わる。
緊張が悪いことではないことは分かったよ。 でも、発表がうまくいくかどうか心配でたまらないんだ。
分かりました。 では、発表の際に必要な心構えをご説明いたしましょう。
ここで一旦、発表の目的を思い出してみて下さい。発表の目的は「上手なプレゼンテーションを行うこと」だったでしょうか。決して違いますよね??
プレゼンの目的は「聴衆に行動してもらう」だったはずです。何度も申し上げますが、プレゼンテーションを行う上で大切になことは相手に伝えて行動してほしいと思う気持ちです。ちょっとやそっとミスをしたからといって気にしてはいけません。聴衆も発表者が緊張することは重々承知です。しかし、多くのプレゼンテーターは失敗を恐れるがあまり緊張してしまいミスを犯してしまっているのです。
ここで私が申しあげたいことはたった一つです。「失敗を恐れるな。誰もミスを気にしてなんかいない。大切なのは相手に伝えたいという気持ちだけです。」 ここを認識したうえでの発表を行うとこれまで自分が気にしていたことが小さかったことか気が付くことになるでしょう。ぜひ、取り入れてみて下さい。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
原稿には頼るな!自分の言葉で伝えることを意識せよ。
なんだか自信が湧いてきました。プレゼンが上手くいきそうな気がします。後は、原稿通りに読めば大丈夫っと。
ちょっと待ってください。原稿??っとおっしゃいましたか。原稿を暗記するのはやめたほうがいいと思いますよ。
どうしてですか。これまで原稿を準備してやってきたのに。
皆さんはプレゼンテーションの際に原稿をしっかりと準備していますか??
全体の流れを把握するために原稿を書くのはいいことではあると思います。しかし、一度言いたいことが決まってしまった後は、原稿を頼らずに発表を進めていきましょう。
ここで皆さんも気になっていると思いますが、原稿を見ながら練習することの何がいけないのでしょうか。ここでは順を追って説明していきます。
一言一句を覚えることに時間を使いすぎてしまう。
原稿を覚えるのに時間を使いすぎていませんか。
なにを言っているんですか、覚えるのには時間がある程度必要でしょうよ。
あまり、時間を使いすぎるのは関心しませんね。
原稿を見ながら練習していると、自分の考えた言葉通りに発表しなければ失敗してしまいそうだと感じてきませんか??いつも、皆さんが友人と会話をするときのことを思い出してみてください。友人に一度話した内容を別の友人に伝えるときに、一言一句正確に伝えていますか?恐らく答えはNoだと思います。しかし、伝える言葉が少し違ったからといって相手に伝わらなかったということは少ないのではないでしょうか。
それだけ、原稿通りに発表するということは、注意しなければできることではないのです。こんなことに時間を使ってしまっていてはもったいないと感じませんか。
また、原稿がなくともある程度練習していると自分の中で決まった言い回しが掴めてきます。騙されたと思って一度実践してみて下さい。発表の練習時間があっという間に短くなります。
原稿を思い出しながら発表するため、棒読みになってしまう。
なんだかこの人の発表は棒読みだなーっと感じたことはありませんか?
確かに、よく発表ではある光景ですね。
これも原稿を暗記しているからなんです。
皆さんも、このような経験があるのではないでしょうか。原稿を最初から最後まで完璧に暗記してしまうと不思議と安心感を得てしまうものです。確かに、同じように読めば決められた時間内に発表を終えることは容易になるでしょう。しかし、この安心感からか「後は原稿通りにやれば大丈夫」と腹をくくってしまい。聴き手のことを全く考えない発表を行ってしまうのです。
よく見かけるのですが、あまりに早口になりすぎてしまう人も原稿を暗記している場合が多いようです。発表の目的はなんだったでしょうか。「聴衆を動かすこと」ですよね。最初は分かっているつもりでも、発表の緊張をなくしたいという心理から本来の目的を見失いがちです。一度自分で思い出してみてください。あなたのプレゼンは目的を見失っていませんか。
直前におすすめ。腹式呼吸で緊張感を解く!
そんなこんなで発表の時間だ。何か直前にできることはないですか。
もちろん、ありますよ。ズバリ「腹式呼吸」です。
よく緊張をほぐすために手のひらに人の文字を書くといいといいますが、今回はそんなおまじなではなく、直前にできる医学的根拠に基づいた方法をお伝えしたいと思います。ズバリ「腹式呼吸」です。腹式呼吸を行うと脳内にあるセロトニンという神経伝達を活発になります。セロトニンは精神の安定や頭の回転をよくして直観力、集中力を上げるなどの作用があります。なんだそんな簡単な方法かと思われるかもしれませんが、発表の直前は本当にこれが一番です。私はその他のことを色々と試すよりも、腹式呼吸を発表直前のルーティンとすることで、自信をもって発表に臨んでいます。
聴衆の一人一人に視線を合わせて、場の雰囲気を掴かもう。
あー、みんな見てる。やっぱり緊張するなー
どうやら、視線を気にしすぎているようですね。聴衆はあなたの味方なんですけどねー。
確かに大勢の場での発表は緊張してしまいます。しかし、だからといって視線を逸らしてしまうとかえって周りが見えなくなってしまうものです。ここでは発表中の視線と意識について少し触れたいと思います。
まず、第一に発表を聴きに来ている人はあなたの発表に興味を持っている人だということを忘れないでください。たまに、いやいや参加して居眠りをしている人がいますが、それはあまり気にしないでください。話を戻しますと、わざわざ時間を割いてその場に座っているのならば、何かしら興味を持って聴きに来ていると思いませんか。少し大げさかもしれませんが、ミュージシャンのライブ会場だとも思ってください。
私は発表中、一人一人の目を見て話すことを推奨します。おでこや目の間をみることが勧められていますが、あくまでプレゼンはコミュニケーションですので、やはり人の目を見て話すのが得策であると感じます。また、一人一人にゆっくりと視線を落としていくと、自分の話に聞き入っている人、よく頷いてくれる人がいることに気が付くはずです。その人に向かって話かけるように発表することを意識すると自然と気持ちが落ち着いてくるでしょう。ほかのところを見ながらでは中々、気が付けませんよね。ぜひ、アイコンタクトを意識しながら発表してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうかしょうか。今回は誰しもが発表の際に感じる緊張について掘り下げてみました。発表の心構えを意識するだけで、緊張することが悪いことではないと分かっていただけたのではないでしょうか。ちょっとしたコツをお伝えしましたが、プレゼンテーションは人と人とのコミュニケーションです。忘れないでください!!最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんのプレゼンテーションが成功することを心から祈っております。
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